メニュー

ヘルペス

ヘルペスとは

ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(HSV)の感染によって、皮膚や粘膜に小さな水ぶくれ(水疱)が寄り集まってできる病気です。

このウイルスの最大の特徴は、一度感染すると症状が治まった後も体内の神経節に一生住み着き(潜伏感染)、免疫力が低下した際に何度も「再発」を繰り返すという点にあります。

ヘルペスの原因

ヘルペスを発症させる直接的な原因は「単純ヘルペスウイルス」です。

初めての感染(初感染)は、すでにウイルスを保持している人との直接的な接触(患部への接触、キス、性接触など)や、ウイルスが付着したばかりのタオル、グラス、食器などを共有することによる間接的な接触によって起こります。

一度体内に入り込んだウイルスは、表面の症状が消えても神経細胞の奥深くに隠れ潜みます。健康な時は免疫によって活動を抑えられていますが、体力が落ちた隙を突いて再び増殖し、神経を伝って皮膚の表面に現れます。

ヘルペスの治療方法

抗ウイルス薬の内服

最も一般的で効果的な治療です。ウイルスの増殖を直接阻害する飲み薬を数日間服用します。発症からできるだけ早く(できれば48時間以内)飲み始めることで、症状の悪化を防ぎ、回復を早めることができます。

抗ウイルス薬の外用(塗り薬)

軽症の場合や、内服薬の補助として使用します。市販薬もありますが、医療用の方が有効成分の濃度や種類が適切なため、早期治癒が期待できます。

PIT療法

再発を繰り返す方を対象に、あらかじめお薬を処方しておき、ピリピリとした違和感が出た瞬間にご自身の判断ですぐに服用を開始する「PIT療法」も行っております。

再発抑制療法

短期間のうちに何度も再発を繰り返してしまう性器ヘルペスに対しては、健康保険が適用される「再発抑制療法」という治療の選択肢があります。

これは、発症のたびに医療機関を受診して内服薬を処方してもらうのではなく、毎日定期的にお薬を服用し続けることで、ウイルスが活動し始めるのを未然に防ぎ、発症そのものを長期間抑え込むという画期的な治療方法です。

予防・日常のケア

ヘルペスは感染すると体内にウイルスが潜伏するため、完全に予防することは難しい病気です。

しかし、普段から以下の点に注意することで、発症リスクの軽減、再発防止をめざすことができます。

患部を触らない・潰さない

水ぶくれを触った手で他の部位、特に目を触ると、ウイルスが移って角膜炎などを引き起こし、視力に影響が出る恐れがあります。

タオルや食器の共用を避ける

水ぶくれの液の中には大量のウイルスが含まれています。タオルやグラスの使い回しを避けるなど、症状がある間はご家族や周囲の方への感染対策を徹底しましょう。

十分な休息とストレスの軽減

ヘルペスの再発は「体力が限界にきている」という体からのサインです。睡眠不足、過労、強い紫外線、精神的なストレスを避け、心身を休ませることが再発を防ぐ最善の策となります。

ヘルペスが唇にできる原因

唇の周辺に発症する口唇ヘルペスは、大半が「単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)」というウイルスに感染することが原因で起こります。

このHSV-1は、すでに感染している人の唾液などを通じて、直接的なスキンシップ(キスなど)や、グラスやタオルの使い回しをすることで他の人へとうつります。実は、非常に多くの方が子どもの頃にこのウイルスに感染しており、その際に全く症状が現れなかったというケースも少なくありませんが、一度入り込んだウイルスは神経の奥深くに一生涯ひっそりと潜み続けます。

そうして潜伏していたウイルスは、過労や強いストレス、風邪をひいた時など、体の免疫力が落ちたタイミングや、強い紫外線を浴びたことなどをきっかけとして再び暴れ出し(再活性化)、唇の表面に水ぶくれなどの症状を発生させます。

唇にヘルペス(口唇ヘルペス)を発症・再発させる主な要因を整理すると、次のようになります。

単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)への感染

口づけなどの直接的な接触や、食器類を共有することなどによってウイルスがうつります。

免疫力の低下

日々の疲れや精神的なストレス、寝不足、風邪などの体調不良によって体の抵抗力が落ちると、隠れていたウイルスが再び活動を始めやすくなります。

紫外線

強い太陽光(紫外線)を浴びることも、口唇ヘルペスが再発する引き金の一つとして知られています。

唇の乾燥

唇の潤いが失われてカサカサに乾燥していると、皮膚のバリア機能が弱まり、ウイルスが入り込みやすい状態になってしまいます。

皮膚への刺激

無意識に唇を噛む癖があったり、強くこすってしまったりといった物理的なダメージも、ヘルペスを誘発する要因となります。

唇にピリピリとした違和感や水ぶくれなどのヘルペスの症状が現れた際には、自己判断で放置せず、できるだけ早い段階で皮膚科を受診し、お薬による適切な治療を開始することが大切です。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME